コスプレイヤーインタビュー『PRay』 Vol.7.5 appaさん(2)

榛名/艦隊これくしょん

コスプレに対する意識の高さに、このあとめちゃくちゃ感化された。

コスプレイヤーインタビュー『PRay』、appaさん後編です。

コスプレイヤーインタビュー『PRay』ロゴ

前編はこちら
コスプレイヤーインタビュー『PRay』 Vol.7 appaさん(1)

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榛名/艦隊これくしょん
榛名/艦隊これくしょん

東京のイベントのスケール感

東京のイベントと北海道イベント、違いを引き続き聞いてみました。

露出レイヤーの存在と、カメラマンの人数感

appa そういえば、際どい露出の人はかなりいますね。際どいといっても、運営スタッフのチェックを全てクリアした上でやってるんですけど

――たとえばコミケでは、露出レイヤーに対しては厳しいガイドラインがあって、それをクリアした上でやっているというふうには聞いてます

appa そうですね。露出に関しては、更衣室を出る時にはスタッフのチェックが入ります。隠すべきところはきちんと隠れるようにして、身につけるべきものは身につけているなどの対策をしないと表に出られません

――カメラマンの多さも語り草になりますが、よく見かけるコミケの様子の写真は誇張ではなくガチ?

appa ガチです、本当にあんな感じですww 最初は並んで1人ずつ撮影のなんですが、だんだん、増えるんですよ。1人撮影してる間に4~5人並んだりします。私でも列ができるぐらいだから、有名な人にはもっと並びますね

――いわゆる”囲み”というものはどうしたらできるんですか?

appa あれはコスプレイヤーさんが「囲んでくださーい」って指示を出してます。列が長すぎてどうにもならなくなってきた時とか。会場は自分だけが使ってるわけじゃないですからね。あと、場所移動するとか、休憩するとか言って上手に散らします

式波・アスカ・ラングレー/ヱヴァンゲリヲン新劇場版
式波・アスカ・ラングレー/ヱヴァンゲリヲン新劇場版

コスプレイヤーはもう芸能人の域?

appa そもそもの話なんですが、全国からガチ度の高い人が集まる地域なだけあって、クオリティがぜんぜん違いますね。衣装や小道具はほぼ自作で、それぞれ手が込んでる人が多いです

原作を忠実にトレースする人もいれば、自分なりにアレンジを加える人もいて、様々ですね。たとえば、私は脚を見せたいので脚が目立つように衣装に手を加えますし、その人ならではの表現に力を入れている人をよく見ます

――表現に正解はないということですね。当たり前ですが、同じキャラでも人によってやることが違う

appa あんまりレベルが高い人だと、熱烈な固定ファンも少なからずいるみたいですね。それこそ、その人を見るためだけに遠方からわざわざやってくるファンがいます

――そうなるともう芸能人の域ですよね。そりゃプロのコスプレイヤーだって生まれるわけだ

appa コスプレイヤーには人を注目させたり、呼び寄せる力が紛れもなくあります。だからテレビとか新聞の取材、モデルのスカウトなんかも来ますし、そういう道に進みたい人はあいさつ回りをして、顔を覚えてもらう努力は欠かしません。私もイベントではあいさつ回りは絶対しますね

御坂美琴/とある科学の超電磁砲
御坂美琴/とある科学の超電磁砲

北海道から東京のイベントに参加するには、だいたいいくら必要?

――話聞いてたら、東京のイベント行きたくなってきたなぁ

appa 行きましょ?

――やっぱり心配なのは費用ですね。1回行くとどれぐらい掛かりますか?

appa 交通費・宿泊費・イベント参加費の最低限だと5~6万円。もちろん費用はバカにならないので、可能な限り抑える努力はします

飛行機は時期に合わせて早割で取る。ワンフェス(ワンダーフェスティバル)と夏コミ(コミックマーケット・夏)のぶんはもう飛行機を取りました(取材日:2017年4月24日)。ホテルは安いホテルの取り方を、そのイベントによく参加するコスプレイヤーさんに教えてもらってます

――だいぶ工夫されてますね

appa ほかにも、費用を捻出するために、最寄りのイベントを諦めたり、私生活でもいろいろ我慢をしてます。そこまでしてでも東京の大きなイベントに参加するのは、それだけ得られるものが大きいからです。去年はコミケ、ニコ超、ワンフェスなどで計5回ほど行ってますが、掛かった費用以上のものは間違いなく得られたと思ってます

北海道での活動について

――地元・北海道での活動についてお聞きします。北海道では『あめいず村』のイベントでスタッフをされていますね

appa 5/3には『レバカルフェスタ』で、その前は3/26『島原コスプレの乱』(長崎県島原市)でスタッフをさせていただきました。東京と北海道、それぞれ違ったスタイルで活動してます

――スタッフをやる時の衣装って、何か指示があったりはするんですか?

appa 『あめいず村』の場合は特に指定はなく、「やりやすいのをやって」って言われてます。逆に「こういうのをやりたいんですが」と提案することがありますね。イベントスタッフをやっていることもあって、レパートリーはできるだけ増やしたいなぁって思ってます

――イベントスタッフをやってて、嬉しいこと、辛いことがあれば教えてください

appa やっぱり交流することが楽しいです! 一般・カメラマン・コスプレイヤー関係なく、楽しんでくれると私も嬉しくなります。何より、参加させてもらうこと自体が全部勉強で、学ぶところばっかりで。いろんな人に会うのが楽しくて仕方ないですね

ただ、イベントスタッフをやってると「忙しいんじゃないか」って思われて敬遠されることが多いのが辛いですね。まあ忙しいのは事実なんですが、それでもやっぱり、気軽に声かけてほしい。だからむしろ、知ってる人は私の方から挨拶に行っちゃいますね

御坂美琴/とある科学の超電磁砲
御坂美琴/とある科学の超電磁砲

特に思い入れのある『御坂美琴』

――ここに来てこの質問ですが、コスプレで特に力を入れているところ、見てほしいところはありますか?

appa 『御坂美琴』というキャラをやることに、特に想い入れがありますね。ROMを一度出していますが、改めてもう1作出したいぐらいです

――同じキャラをずっとやってると、「昔に比べて上手くなったなぁ」って思うことあるよね。定期的に出して、自分のスキルを確認する

appa 昔の、痩せこけてて、化粧もよくわかんないままやった美琴と、いまの健康な体で、しっかり勉強した上でやる美琴ではぜんぜん違ったりして。もう涙出てきますよね。「いいことも悪いことも本当にいろいろあったなぁ」って思い出が蘇ってきてもうブワーーーですよ

それでもコスプレを続けてきたお陰で、今の自分があるわけじゃないですか。コスプレしてたからこそ、イベントスタッフの話をもらったり、新しいことにチャレンジするきっかけになったり

他にもいろいろキャラはやるんですが、そういう意味で美琴は一回り特別なキャラですね

おわりに

――最後に、記事を読んでくれる人にメッセージをお願いします

appa まだまだ初心者レイヤーですが……

――おっと???

appa なんですかwwww

――初心者って言っちゃったよ???

appa まだ始めてそんな時間経ってないですww でも実際、1年とちょっとでここまで変われるんだな、って思ってます

北海道では『あめいず村』のスタッフ側でイベントに参加させてもらってます。先にも少し触れたように、あっちこっちに飛び回ってて忙しそうに見えるかもしれませんが、そういうのは全然ないので、遠慮しないで声をかけてください。アレだったらTwitterからでも大歓迎です! お気軽にどうぞ!

取材後記

というわけで、内容を2分割にしてお送りしました。

さて次回ですが、またしても面白い人にお話を伺いました。ローカルアイドル兼コスプレイヤーの方です。お楽しみに!

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