コスプレ全然関係ない話, コラム, 音楽

創作をする人は、オタク文化圏外のものにも沢山触れておいたほうがいい

すっご―い! なにそれなにそれ!

きみは何かを生み出すことができるフレンズなんだね!

今日は、一人の「創作をするオタク」として思うことがあるのでちょっと書いてみました。

食ったもの以上のウンコは出ない

スポンサードリンク



巷では「創作をするならインプット以上のアウトプットは出てこない」とはよくいわれています。

創作行為っていうのは、それまで何らかの形で吸収してきた知識・技術・経験を改めて吐き出して形にすること。私もその理屈には全面的に同意します。野球を見たことがない人は野球をプレイできないし、漫才を見たことがない人が漫才を語ることすらできない。

しかし実際は、そのように危機感を煽るような表現はしたくないので、「インプットが多ければ多いほどアウトプットが大きくなる」と言い換えています。

言っていることは概ね一緒なんですが、ニュアンスが違います。「野菜も食べないと体に悪いよ」と「野菜は体にいいからどんどん食べよう」ぐらい違いますね。

きたない(小並感)くさそう(小並感)な表現をすると「食ったもの以上のウンコは出ない」ってことです。

私の創作と、そのベースになったものたち

私はこれまで、インディーズゲームと、インディーズゲーム向け音楽素材(無料で使える音楽作品ファイルのこと)を多数手がけてきました。200曲ぐらい。

作っていたのは全てゲーム向けの音楽です。しかし、そのベースになったものの半分くらいはゲームと関係ない、オタク文化圏外で支持を得ているものです。

コンセプトから音色選びまで、細部にわたって強い影響を多くの作品から受けました。それらに触れていなかったら、私の作品は全く違ったものになっていたでしょう。もちろん悪い意味で。

音楽素材配布サイト「あしながおにいさん」と、素材が利用されているゲーム作品

特に力を入れていたのはインディーズゲーム向け音楽素材制作です。制作した音楽素材はほぼ全て、専用の配布サイト「あしながおにいさん」で現在も配布しています。

あしながおにいさん
http://nicestarguy.wixsite.com/asng

http://nicestarguy.wixsite.com/asng

実際に他のゲーム作品に利用されることも多々ありました。利用されたゲーム作品では、代表的なものに「分裂ガール」「らんだむダンジョン」「B.B.ライダー」が挙げられます。


(※初期の曲ばっかで羞恥心がマッハ)


(※実は未プレイ。ごめん!)

これら以外にも新旧さまざまなゲーム作品で使用されています。しばらくは使ってくれた作品の紹介文を書いてたんですが、あまりに増えすぎて収拾がつかなくなってきたのでやめました。それほど多数のゲーム作品に利用されています。

影響を受けたゲーム・アニメ作品

なんだかんだ言ったって、ゲーム音楽が好きだからゲーム音楽を作ってるわけでして、影響を受けた音楽は何かというとやっぱり出処はゲーム音楽っていうパターンが多いです。中でもPS時代の名作PRG「ヴァルキリープロファイル」の影響は計り知れません。


(※最初のダンジョンに入ってプレイできるようになるまで1時間ぐらい掛かるため、Part2を貼りましたww)

そのほかには

ロックマンX(主に4。他のナンバリングに比べて4だけは音楽も雰囲気も毛色が違うのです)

ギルティギア(主にXX)

真・三國無双(主に6)

アニメであれば

けいおん!

ただの萌えアニメに終わってなくて、劇中歌やキャラソンは萌え要素抜きにしてめちゃくちゃいいのが多いです


そういえば「Don’t say “lazy”」が最近「BanG Dream!」(バンドリ)でカバーされたらしいですね、即DLしました。

BanG Dream!(バンドリ)ガールズバンドパーティ!
https://bang-dream.bushimo.jp

https://bang-dream.bushimo.jp

オタク文化圏「外」のもので影響を受けたのは……

一方、オタク文化圏外のものもたくさん聴いてきました。J-POPはもちろん、HR/HM、JAZZ、オールディーズなど、音楽は興味の赴くままに聴いていますが、改めて振り返ってみると、若干捻くれたビート感があるブラックミュージック(いわゆるJAZZやFUNKなどのブラックミュージックのことです)が好きみたいです。

あと手前味噌ですが、他の作曲者の方に比べてドラム・ベースのリフの引き出しがかなり多いと思ってます。その理由もやっぱり「ロックをアホほど聴いていたから」と言えますね。

中でも特に聴いていたのが以下。

Deep Purple(UKロックの金字塔です)

Mew(デンマークのエモ系バンド)

Damiera(アメリカのバンド。「エクスペリメンタル・ロック」という聴き慣れないジャンルのバンド。ロックの中でも最も好きなジャンルです)

World’s End Girlfriend

Norah Jones

他にも、勉強のためだったり、ちょっと興味が湧いたからだったりでいろいろ聴きましたが、いろいろすぎて細かいことは忘れました。「世界の民族音楽」とかってアフリカの部族の人がただひたすら打楽器叩いてるだけのCDだって聴きましたよ。流石に「お、おう……」って思ったけど。

オタク文化圏はなんだかんだで狭い

「進撃の巨人」の世界の構造は、創作者ならたぶんグサッとくる

スポンサードリンク



この記事を読んでいる層の人は「進撃の巨人」をほぼご存知かと思います。念のため軽く説明すると、人食い巨人が大発生した世界で、「壁」(という名の巨大な砦)の中に避難した人間が、外の世界への自由を求めて巨人に立ち向かうというストーリーです。

「壁」の中の住人のほとんどは「壁」の中で生まれ、そのまま一生を過ごします。「壁」の中にいることに疑問を持ちませんし、持ったとしてもどうせ出られないので気にも留めません。ちょうど我々が宇宙の外に大して興味がないのに似ています。

だから「壁」の中にいるほとんどの人は「海」を知りません。海だけでなく「雪原」「砂漠」も知りません。自分たちから見えている範囲が世界の全てだからです。

これって結構、グサッとくる話だと思いません?

壁外調査に行こう

「進撃の巨人」の世界の状況は、創作の世界にいる人からすればとても示唆に富むものです。あなたが見ている範囲は自分が考えているよりも狭く、追い求めれば追い求めるほど無限(と表現したくなるほど)に広がっていくものだと教えてくれます(若干ネタバレになりますが、実際のところ、やはり「壁」は世界のほんの一部分に過ぎませんでした)。

オタク文化圏だって、中にいれば、外からは窺い知ることができないようなディープな部分に触れられます。しかし一旦外に出て大所高所から眺めれば、めちゃくちゃ狭いことがよくわかります。オタク文化圏が狭いというよりは、それ以外の世界が広すぎるのかもしんないですけど。

先の音楽制作の話に戻りますが、音楽を仕事にすることを諦めた私ですら、オタク文化圏外の音楽をアホほど聴いているわけですよ。だから職業で立派にこなしている人とか、インディーズでもより大きな結果を出している人なんてのは、更に膨大な量のインプットがあることは容易に想像できます。

私が古今東西の音楽を聴いているなら、プロの人とか同人で有名な人なんかは木星とか火星の音楽とか聴いてるんですよ。木星とか火星の音楽ってなんだよ。

もしあなたがより良い作品を作りたいと考えているのであれば、調査兵団みたいに壁外調査に出ることをおすすめします。もうすでに何度も決行している人なら、もっと出るようおすすめします。行け。

壁外調査の方法

普段から「ぼんやり」アンテナを張っておこう

これは最終的に「習慣化」したほうがいいです。日常のものにする。ネズミーランドに行くような特別なことではなく、近所のコンビニに行ったり、風呂でケツの穴を洗うぐらいの日常のことにするのです。「探そう!」「世界を広げよう!」と鼻息荒くしてるとダレます。

具体的にどうすればいいのかというと、普段から目にするものをよく観察してください。家の中に「イラスト」がプリントされた本や生活雑貨は必ずあります。テレビをつければ、ニュースキャスターが事件という「ストーリー」を語っています。食器や花瓶の模様を見て何か感じるところはありませんか? 近所の迷惑おばさんをボコボコに吹き飛ばすゲームとかあったら面白そうじゃない?

誰が言ったかわかりませんが「学ぶ姿勢さえあれば何だって教材になる」というやつです。

気になったらすぐググろう

後回しにしない。その時すぐ。でないと忘れます。

能動的に探す方法どこへ行けばいいんだ?

もっと能動的に勉強したいと思ったら、然るべき場所に行けばいいんです。

たとえば私の場合、音楽制作の幅を広げようと思って、CD/DVDのレンタルショップを定期的に漁っていました。やはりネットとは違い「別に頼んでもないのに目の前に数百枚・数千枚のCDが一気に並ぶ」という状況は刺激的です。この過程で気に入ったものは改めて購入し、手元に置いたりしてます。中古でも新品でも何でもいい。

本屋でもゲームショップでもなんでもいいからウロウロして、何か興味を惹かれたら手にとってみてください。新しいのでも古いのでも何でもいいですが、概ね興味ベースで選んでOKです。全く興味がないやつを選んでもいいですが、そればっかりだとモチベーションが保たないので、気が向いた時にちょっと、ぐらいでいいと思います。

たとえばCDのレンタルは現在5枚で1,000円(税抜き)がメジャーですが、私の場合、5枚のうち1枚は「全く興味がないけど守備範囲外すぎるもの」を選んだりしてます。それぐらいならハズレても痛くないし、当たれば丸儲けですからね。

創作の引き出しが多いに越したことはない

言いたいことは以上です。幸運を祈ります。

スポンサードリンク



コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。