コラム

なぜ”野良コス”がダメなのかみっちり解説する

自宅、撮影スタジオ、イベント会場など、指定された場所以外でコスプレをすることを、コスプレイヤーの間では“野良コス”と呼んでいます。

また「野良コスをしてはいけない」というローカルルールが存在し、コスプレイヤーの方はこれをきっちり守って活動しています。

ですが、そのローカルルール自体、コスプレ文化と全く接点がない人にはあまり知られていません。

なので「地域振興とコスプレをくっつけたい」という自治体の担当者の方、「イベントにコスプレイヤーさんにも来てほしい」というイベンターの方に相談を受ける時に、「なるほど、家から着てくるわけじゃないのね」って言われることがたまにあります。

今回は「野良コスがなぜダメなのか」ということについて解説していきます。

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“野良コス”ってなに?

“野良コス”とは、許可されてない場所でコスプレをすることです。

たとえばコスプレは、下記のような限定された状況のみで行うのが一般的です。

  • 自宅など、プライベートな環境
  • 土地、施設管理者から許可を得ている場所
  • 撮影スタジオ
  • コスプレOKのイベント会場

野良コスの何が問題なの?

「野良コスをしてはいけない」というローカルルールができた背景には、野良コスをする人について、下記のような感想を持つ人が多かったのではなかろうかと思われます。

  • コスプレという文化が誤解される
  • 同じジャンルの人間と思われたくない

街中ですんごい格好で歩いてる人とか、なんかよくわからんけど叫びながら歩いてるキ○ガイなんかに出くわすと「うわ……」って思いますよね。それと似たようなもので、街中でのコスプレっていうのは”そういう人”扱いをされても仕方ないわけです。

世の中の人みんながみんな「そいつが恥知らずなだけであって、コスプレイヤー全員がそうではないよね」という思考ができればいいんですが、残念ながらそうではありません。「コスプレイヤーってこういう人たちなんだな……」という風に考える人も必ず出てきます。

これはコスプレイヤーとしては地味に辛いことです。

逆に言えば、特に目的もなく公の場でコスプレをすることさえなければ、そのように思われることもありません。

「だったら決められた場所で、第三者からとやかく言われないお膳立てをした上で楽しもうよ!」という経緯でなんとなく作られていったのが「野良コスをしてはいけない」というルールなのです。

あくまで自主ルール

「野良コスをしてはいけない」というルールは、あくまでコスプレイヤー同士で示し合わせている自主ルールに過ぎません。

「そんなローカルルールがあることを知らなくて、コスプレイベントというものを知らないうちは野良コスをしていた」というコスプレイヤーさんも身近にいますww

また、明確な罰則がなく、どちらかと言えば「ゴミはちゃんと持ち帰りましょう」「電車内では騒がない」といったモラル・マナー的な性格が強いです。

法律的な観点からも、特に違法行為というわけではありません。野良コスをしたからといって、それを理由に晒し行為や吊し上げ行為をすれば、叩いた側のほうが罪に問われます。

外でコスしたい場合

じゃあ、コスプレは常に人目のつかないところでコソコソと楽しむしかないのでしょうか?

もちろんそんなことはありません。条件があるものの、街中や屋外ででコスプレする方法はあります。

街系イベントに行く

街系イベントとは、街中の一帯を会場とし、コスプレ可能なエリアとして開放するイベントです。

街系イベントは大きく下記の2つに分類されます。

オタク文化・ポップカルチャー系のイベント

北海道で代表的な街系イベントは

TOYAKOマンガ・アニメフェスタ(毎年6月最終土日)
TOYAKOマンガ・アニメフェスタ2017会場のようす

とまこまいコスプレフェスタ(毎年中秋頃)
(ちょっとこっちは写真なかった……)

小樽アニメパーティ(毎年初秋頃)
小樽アニメパーティ(2017)のようす

コスプレができるのはもちろん、ステージイベント、痛車展示会、同人誌即売会、アニソンダンパなど、コスプレしない人でも楽しめる企画が多数用意されています。

地域のお祭り・行事

オタク文化・ポップカルチャーメインではなく、地域で開催されるお祭りや行事によっては、コスプレで参加可能な場合があります。

お祭りを主催する自治体・商店街・その他運営団体によっては、お祭りを盛り上げたり、新たな客層に来てもらうための施策の一つとして、コスプレ参加を推進したいと考えているところも多いです。

また近年だと、ハロウィンの仮装行列にあやかって、”コスプレ”を”仮装”という体裁で採り入れた仮装行列イベントも各地で行われるようになってきました。

池袋ハロウィンコスプレフェス

川崎ハロウィン

施設、私有地の管理者に許可を取る

特にイベントが開催されるわけでもないけど、屋外の素敵なロケーションで撮影したい場合、その管理者に許可を取れば大手を振って撮影活動ができます。

公園なら役所や、運営委託を受けている企業・団体に連絡し、許可が出ればOK。利用料の支払いが必要であれば支払ってください。

たいていは「いいけど、きれいに使ってね」という返事をもらえると思います。

ただし、過去にマナーの悪いコスプレイヤーに出くわしている場合、NGをもらってしまうこともあるようです。

もちろんロケ時、撮影時にはマナーを守り、環境保全を最優先しましょう。それをしない人が多かったがために、下記のように、管理者から直々に警告のあった事例もあります。

最近、園内での撮影につきましてマナーを守っていないコスプレイヤーさんが見受けられます。一般のお客様からクレームやお叱りを受けるケースが増えております。

今後、悪質なマナー違反が続く場合、当園としましても園内でのコスプレ撮影について禁止を含めた検討をすることになります。
引用:コスプレイヤーさんのマナー悪化について | 虹の郷 最新花情報

撤収時は“来た時よりも美しく”です。

近隣、周囲の方にも配慮を

ちなみにロケの場合、私服のカメラマンが最低1人いて、どでかい機材を持ってればいかにも「あぁ、なんか知らんけどそういう撮影なのね」って周囲の人もわかるのでオススメです。

施設管理者にOKをもらっても、周囲の人の反感を買ったり、気味悪がられてしまっては意味がありません。そもそも「野良コスNG」というローカルルール自体、そのためにあるものですからね。

マナーを守る=自分たちを守る

今の10代、20代前半くらいの人たちにはピンと来ないかもしれませんが、それ以上の年代の人たちでオタク文化・ポップカルチャーが好きな人っていうのは、子供の頃は何かとバカにされたり、下に見られることが多かったです。

いま”陰キャラ”とか”陰キャ”って言葉がありますけど、昔はこれに相当する言葉が”アニメオタク”とか”オタク”だったんです。

今ほどオタク文化・ポップカルチャーが一般的でなく、それが好きだというだけでバカにされた時代がありました。更に、オタク文化が好きというだけで差別意識を持つ人はやっぱり今でもある程度います。

コスプレは大抵の場合、人目を引く格好になります。そして、コスプレして街に出るっていうのは、オタク嫌いな人の前にオタク文化を見せびらかしに行くようなものでもあるわけです。

そこでやっぱり言われるわけですよ、「オタクキモいわ~」「コスプレイヤーってあんなんばっかりなんだ」みたいなことを。個人がやったことを、まるで全体がそうであるように思われるんです。

嫌ですよね、これ。

だからマナーを守ることが、巡り巡って自分たちを守ることに繋がるわけですね。

「コスプレを楽しむためには、マナーをきっちり守っていきましょう」というお話でした。

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